住み替え 独居
自宅の名義が亡くなった父の名義のままです。
数年前に妻に先立たれ、現在は自宅で一人暮らをしています。デイサービスや食事の宅配サービスなどを利用して何とか生活しています。最近、家の中で転倒して怪我をしてしまい、それ以来自宅での一人暮らしに不安を覚えるようになりました。
できれば、自宅を売却して老人ホームにでも行きたいと思っておりますが、現在の自宅は父から相続したもので、土地と建物の名義が父の名義のままになっています。
今後、自宅を売却する場合、何か問題がありますでしょうか?
ご自宅の土地と建物の名義が亡くなったお父様の名義のままとのお話ですが、相談者さまにはご兄弟はいらっしゃるでしょうか?それによって問題解決の難易度が、変わって参ります。
もし、相談者さまがご兄弟のいらっしゃらない一人っ子であれば、あまりご心配なさる必要はございません。その場合、相談者さま一人の意思で相続手続きを進めることができます。
しかし、ご兄弟がいらっしゃって、かつ、お父様の遺言書などが無い場合ですと、ご兄弟全員(ご兄弟が既にお亡くなりになっている場合は、そのお子さんである甥や姪など)で遺産分割協議を行い、相続人全員の合意を得たうえで相続手続きを進める必要があります。
また、古い時代の相続が手続きを行わないまま放置されているケースでは、被相続人がお亡くなりになった時点の法令が適用されますので、場合によっては現在の相続法のルールと違うルールに基づいて、相続の手続きを進めなければならないケースもございます。
もし、ご自宅などの名義が故人のままという方がいらっしゃいましたら、できるだけ早めに相続手続きをされることをお勧めします。
私どもでは相続問題と不動産売買を一括してご相談に乗り解決のお手伝いをすることができます。また、提携先との連携により老人ホーム探しのお手伝いや、ご自宅の不要な家財の処分、引越し業者のご紹介など多岐に渡る問題を同じ窓口、同じ担当者で一括対応しております。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。