成年後見 .1
成年後見制度について教えて下さい。
最近、物忘れがひどくなり、将来自分が認知症などになったときを考えると、不安に思う時があります。テレビや雑誌などで、たまに成年後見という言葉を聞きます。
認知症などになったときに利用する制度のようですが、一体どのような制度なのか、よくわかりません。どのような制度なのか、教えて下さい。
成年後見制度とは、認知症,知的障害,精神障害などによって物事を判断する能力が十分ではない方(ここでは「ご本人」といいます。)について, ご本人の権利を守る援助者(「後見人等」といいます。)を選ぶことで,ご本人を法律的に支援する制度です。
この成年後見制度には、「法定後見制度」と「任意後見制度」の2つの制度があります。
「法定後見制度」と「任意後見制度」の2つの制度の違いは、後見制度を利用される「ご本人の状態」と「誰が後見人等を選ぶのか」という点にあります。
「法定後見制度」
「ご本人の状態」→すでに認知症などによって物事を判断する能力が不十分であるため、自分で後見人等を選ぶことが困難な状態。
「誰が後見人等を選ぶのか」→家庭裁判所が後見人等を選ぶ。
「任意後見制度」
「ご本人の状態」→まだお元気で物事を判断する能力に問題がない状態。「誰が後見人等を選ぶのか」→ご本人が選べる。
詳しい成年後見の制度や利用の仕方、気になる事がありましたら、当協会にお問い合わせください。専門家が無料でご相談にお答え致します。
お一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。